30代(歳)でアッパーマス層に到達。生活で変わったこと、変わらないこと
アッパーマス層、到達しましたか?私はしました。
結婚というチートを使って……。私の個人資産は約2000万です。
当然私としては、個人資産でアッパーマス層を目指しているのですが、定義上はアッパーマス層ということです。
私のブログには日々、アッパーマス層のブログを求めて来られる方がいらっしゃいます。何を求めて来訪されているのか、詳細は不明ですが、以前私が気になっていた、
「アッパーマス層になるとなにか変わるの?」
という疑問に対する現時点のアンサーを書きます。繰り返しますが世帯の話で、個人資産では到達していません。個人にこだわる場合、2000万円の戯言と思って読んでいただければと思います。
定義の確認
野村総合研究所の定義によると、金融資産3000万以上5000万円未満の世帯を「アッパーマス層」であるとしています。マス層で全世帯の8割近くを占めているので、上位20%くらいにはなれるということです。そしてこの層の多くは、50代以上となっている(退職金や相続で資産増)ので、30代でアッパーマス層になるのはかなりのレアケースと言えます。私はつい数ヶ月前に30歳になったので、あと数ヶ月早く到達していれば「20代でアッパーマス層に到達!」とかイキれたのですが、機会を逃しました。
マネーフォワードで資産推移を確認すると、最初に資産1000万に到達したのが、2018年9月末(28歳時)。
そこから2000万に到達したのが今年4月。2年ちょっとで1000万増えてる。マジ?どんだけリスク取ったの?
変わったこと
なんとなく安心感を得た
- 仕事をクビになってもなんとかなる(FIREだ)
- 家人や、実家の家族などに何かあったときでも金銭的な援助をためらいなくできる
いろいろなものに対するリスク・リターンを考えるようになった
- 例えば健康に対する投資ってめちゃめちゃリターンが大きいよなとか
- 本は無限にあってもいいが、(少なくとも自分のライフステージでは)読む価値が薄いものは早々に読むのを諦めてもいいなとか(買ったコストより時間のコストがもったいない)
- 自分の身に付けるものについてはお金をかけていいとか
- 仕事道具については高くてもストレスがないものを購入したほうがいいとか
- 今の仕事を続けることのリスク・リターンを俯瞰的に考えることができるとか
- 身を持って体験すること(旅行や他国での生活)などはお金をかけてもやったほうがいいとか
上記のような判断ができるようになったのは、手元にキャッシュを確保できており、かつどこで消費(投資)すればよりよい人生となるのかということを、余裕を持って考えられるようになったからだと思っています。
たとえばもし自分が投資を行い資産を増やしてなかったら、節約する方向ばかりに考えが行ってしまい、行動の幅が広がらなかったと思っています。
- 人生の節目で惜しみなく消費できる
- 結婚式(自分、他者)、お葬式とか
- 新婚旅行とか
- 住宅購入頭金とか
- 子供関連の何かとか
上記のような大きめのライフイベントでも、金銭に縛られることなく、ある程度は理想を優先させることができます(自己判断で許す限り)。これは素晴らしいことで、お金による制限が緩和されることでおおらかな気持ちで節目に立ち会うことができます。友人の結婚式で「3万もだせない……」とか思いながら泣く泣くお金を包むということはなくなります。(本当か?)
資産の変動幅が大きくなってきた
- これはそれなりの割合を投資に回しているから
- 1日でその月の給与分減るとか増えるとかざらにある
- そうじゃなくても毎日の増減幅が数十万単位
- 毎日がエモーションに訴えてくるエンターテイメント
- 株式市場はエンタメ
お金の増やし方に対する考え方とその実感
- 別に労働して対価を得るだけがお金の稼ぎ方ではない
- お金を生み出す仕組みは自分でも作れる
- 投資でもお金が増える(という実感をようやく得てきた)
- 減ることもざらにあるが……
変わらないこと
資産減るのめっちゃ怖い
- 正直、1000万円もあったら100万くらい減っても何も感じなくなるだろって思ってた時期がありました
- 全然そんなことない、2000万あっても10万円減るだけで心臓めっちゃ痛くなる
- 正直、1000万円もあったら100万くらい減っても何も感じなくなるだろって思ってた時期がありました
生活水準
- 所詮上位20%くらい。石を投げればそれなりに当たるレベル。
- ランチは袋麺。夕食は自炊。スーパーは普通〜格安を利用
- ガチャの課金も手が震える。3000円/月するかしないか
- 本だけはためらいなく買えるようになった、なぜならリターンの大きい投資だから
上司への態度
- どちらかというと最初から態度は良くないかもしれない
- ある程度お金があるからといっても、すごく横柄に振る舞うわけではない
- ていうか上司の方が圧倒的にキャッシュを保有している
推しへの課金
- お金があろうとなかろうがやっているが、お金がある方が資産に対する課金の割合が減る
- つまり資産が増えていけば実質タダで課金ができる!
- 増えた資産に比例して課金額も増やしていたらその限りではない
そんなこといっても数万円するものを買うときは熟考する
- 変わったことでリスク・リターンうんたら、と言ったが、その手前で熟考する
- それ、本当に必要?
- 最近悩んで買ったのは2万ちょっとのヘッドホン
- Atmoph window 2とかもめっちゃ悩んだ(クラウドファンディングで3万5千円とかだったような)
- 別に2000万あるからといって、様々なものをためらいなく買えるわけではない
- 個人の特性かもしれない
まとめ
そんな変わらん、というのがひとまずの結論となります。
ただ、「以前と変わらない生活を、以前よりお金がある中でできている」ということなので、余裕は生まれてきます。余裕、いい言葉ですね……甘美ですね……。不労所得という言葉の次の次くらいには甘美ではないでしょうか。
人生を上がれる資産ではないですし、不安がゼロになる資産でもありません。ただ、お金によって選択肢が制限されなくなるほどの資産ではあります(代官山のマンションを買うとかでなければ)。
制限が減るということは、挑戦できる幅が広くなるということです。すごいですね、資本主義の力ですね。経験を増やし、知識を増やすには十分な金額です。ためらわず様々な世界をのぞくパスポートとして資産増やしていきましょう。
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