早川書房50%割引の大型電子書籍セール おすすめ どれ

はい、教えましょう。
期間も6月2日(水)から22日(火)までの21日間とたっぷりなので吟味できますね。

吟味できるかもしれないですが、私は吟味させません。50選とか大量の選択肢は提示しません。したいですが、たいへんなので……。

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三体Ⅰ〜Ⅲ?買えばよろしい。面白いです。でもそんな答えを求めてないですよね。

私が読んで、読み続けているのはこれら

夏への扉を読んでない人がこの世にいる?!マジですか?私の隣人は全て読んでいるが?なぜなら私が布教しているので。
ピートというネコがかわいい。可愛くないねこいるんか?
1956年に発表されたタイムトラベルもののSF小説です。タイムトラベルの先は2000年。私達が住む今の時空より過去なんですよ。
当然、この小説が発表されたときからしたら遠い未来だったんですが、今私達がいるのはその未来の先です。未来小説を未来から読むの最高じゃないですか?

最後の一文がただただ美しく、悲しい。この一文に出会うためにこの本を読みました。

官能小説ではない。性というより生を描いている本のように受け取りました。
この本を手に取るたびに、雪の風景が思い浮かぶ。くだらなく切実な日常を生きる私達の風景。

この短編集中の1編は以前早川書房のnoteで公開されていて、それを読んだときに惹かれていた作品。
私はSFも好きですが、それ以上に人間の情緒が好きなところがあるのですが、その両方を満たせる作品集。
言語についての話もあり、コールドスリープもあり、題材としてはオールドファッションなんだけれども、現代の感性でそれはこんなふうに描かれるんだなと。
つまり、あの日私達が、例えば父が、熱狂していたSF像とは異なるそれがこの物語にはあります。

すみません、津原泰水が好きなだけなんですけど、幻想文学でありSFである本書好きなので……好きなので……。
想像力で、私はこんな世界を見ることができるんだ、という純粋な驚きがあります。読書の楽しみって、他者の想像力を拝借できるところで、知らないところに連れて行ってくれるんですよ。
その感覚をことさらに強く意識させられた本でした。

同作者のこちらも。一時期Twitterを騒がせてたりしましたね(幻冬舎とのあれ)。

以上、読んでくれのコーナーでした。